コンセプト

日本古来の麻との出会い

2011年秋、一人の女性から「日本古来の麻があるよ」と、教えていただきました。
私は、子どもの頃から裁縫が好きで、洋服や小物、シーツやカバーなど、暮らしの中で使う布に「麻」を使っていました。
それは、ヨーロッパの亜麻(リネン)だったのです。
「日本古来の麻」の存在を知った時から、私のライフワークが大きく変わりました。

もっと日本の麻のことを知りたい!

日本一の麻栽培を続ける大森由久さんの講演会(2012年3月)に申込み、「日本の麻とその心」についてお話を伺いました。
継承してゆく、という情熱と切実な思いに、涙が出るほど衝撃を受けました。
その直後、麻糸績み体験にて、大麻博物館 高安淳一館長(大麻繊維研究家)に出会い、麻糸績みの文化が途絶えようとしていることを知りました。

「次世代に繋いでゆきたい!」

言葉を超えた強い思いは、命を繋ぐという本能的なものであり、内から湧き出る使命のような感覚でした。

麻糸産み後継者養成講座がスタート

大麻博物館 高安淳一館長と、嶋みずえさん(ナチュラルセラピーSHOPアンジェリオーナー)が出会ったのは、
ちょうどこの頃だったでしょうか。
「麻糸績みの技術を継承する講座に興味がありますか?」と聞かれ、「ぜひ参加したい!」と答えました。
2012年7月、アンジェリ主催「麻糸産み後継者養成講座」1期生として参加。
高安館長より、麻糸績みの技術(会津地方)をご指導いただきました。

大麻という言葉を使うことの葛藤

糸績みは楽しく、仲間も増え、この楽しさや麻糸績みの現状を多くの人に伝えたい。
その時に直面したのが、「大麻(たいま)」という言葉です。
一般的にはネガティブなイメージがあり、伝えることの難しさがありました。
実際に糸を績む楽しさや心地よさと、ネガティブなイメージに大きなギャップを感じ、戸惑いもありました。

手の中にある真実〜ぶれない自分軸

そんな時、高安館長から私たちに、このような言葉をいただきました。

「手の中にある真実を大切に」

淡々と糸を績み続けていると、深く染み渡る言葉です。
大麻という言葉と、自分の中の真実が合わさった時、外側の事象、二元性に揺れることもなくなり、ぶれない自分軸ができたように感じます。
それは、大地に根を張り、真っ直ぐ天を目指し育ってゆく、大麻草の姿と重なります。

仲間との共同創造

伝統と創作は、どちらが良い悪いではなく、それぞれに存在しているのだと思います。
ただ、「コアな部分は何としても残し、継承する必要がある」と考えるようになりましたが、
あまりにもテーマが大きく深いため、個人レベルでの活動の難しさを感じていました。

自然な流れで、志を共にする仲間が集まり、一般社団法人 日本古来の大麻を継承する会を設立。(2015年12月22日・冬至)
これからの時代、チーム活動の在り方も変わってゆくと感じています。
自立した女性たちが集まった、創造性豊かなチーム活動を目指し、一歩一歩進んでいきたいと思います。

ビジョン

世界でも類い稀な、日本古来の大麻繊維から生み出される、技と美。
それぞれの文化を尊重する中で、日本独自の文化・精神性を世界に発信し、地球平和に貢献する。

ミッション

テクノロジーが進化しても変わらず存在する、普遍的手わざの本質を、
「いとうみ」をとおして、未来の子どもたちへ繋いでゆく。

先人たちの想いや叡智から謙虚に学び、時代の息吹を捉え、進化させてゆく。
個人や地域のオリジナリティを尊重し、持続可能な文化継承活動を育む。

コアバリュー

すべては「今」の意識と行動から創られる。
真実の自分を生きる時、真の調和へと向かう。
自然との共生、調和、美、創造性を大切にする。
自分自身、仲間、世界を信じ、情熱を持って最善を尽くす。