麻糸産みとは
 講座の内容

 *麻糸産みとは*

 

「糸を績む」とは、麻などの繊維を繋いで糸にするやり方のことです。
種を播き、布になるまでの工程のひとつです。

 

現在、日本古来より暮らしの中にあった「大麻布」が消えゆく状況にあります。
布作りのためには、糸が必要ですが、さまざまな環境や歴史の流れにより、
大麻糸を産業レベルで績める人はわずか10名以下となっております。

 

このような状況から、「今の時代に新たに大麻の糸を生産できる人達を生み出し、次世代に繋いでゆこう」という願いを込めて、あえてお産の「産む」を使い、『麻糸産み後継者養成講座』が始まりました。

 

昔の日本の女性たちが、大麻の糸にどんな祈りや願いを込めていたのか・・・
「糸績み」は、今を生きる私たちに、何か忘れてしまった大切なものを思い出させてくれるような気がします。



現在、大麻博物館・高安館長よりご指導いただき、全国で10名の認定講師が麻糸績みの伝承を、各地域でおこなっております。
高安館長が、「日本古来の大麻の種から織りまで、すべての作業工程を一人で行える唯一のおばあちゃん」から受け継いだ伝統技術です。

 

糸績みは、地域によって違いがあったり、パーソナルなものですが、
『麻糸産み後継者養成講座』では、織物の経糸(たていと)にもなりゆる(釣り糸にも使えるくらいの)
強度のある麻糸作りを伝承しています。

 

 

 

*講座の内容* 

 

 麻糸産み後継者養成講座(基礎・全2回)                    

 

<1回目>約2時間〜2時間半

 

 麻についてのお話と、裂いた大麻繊維から、糸を績みます。

 

   ・麻糸績みの歴史と現在の後継者の問題、実情について
   ・麻糸績みの基本について
   ・麻糸績みのレクチャー(実践)
   ・質疑応答
   ・次回までの課題の説明

 

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<2回目>約2時間〜2時間半

 

 ご自宅で績んだ感想や状況をシェアした後、紡錘車を使って撚りをかけます。
 ご自分で績み紡いだ「手績み大麻糸」をお持ち帰りいただきます。

 

    ・課題の提出とチェック、シェアリング
    ・前回の復習
    ・紡錘車を使って麻糸を紡ぐ
    ・綺麗に美しく糸を績むためのコツ
    ・質疑応答等 

    ・よりひめプロジェクトについて

 

 

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*1日集中講座の場合は、2回分を1日で行います。

 

 

 

 

麻糸産み後継者養成講座(アドバンス・全1回)              

 

 麻糸績みに必要な、新しい技術の伝授講座となります。

 主に「手がらみ」「麻裂き」等、美しく丈夫な麻糸を績むための前行程の伝授。

 アドバンス講座受講後は、ご自分で裂いた大麻繊維から糸を績み、紡ぐことができるようになります。

 

 

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 その他、各自の進度にあわせた個別指導を含みます。

 将来、公認インストラクターや麻糸産み後継者になりたい方は、必須取得技術となります。

 

 

*初回のみ、麻糸産みサークル1回付き。
*「アドバンス講座」約2時間、麻糸産みサークル2時間。

*麻糸産み後継者養成講座・全2回を出席した方が受講可能です。

 (どちらの開催場所でも大丈夫です)

 

 

 

 

麻糸産みサークル                            

 

 麻糸績みを後継者認定レベルに到達するための、
 高い技術力を研鑽するためのサークル形式の定期的な勉強会となります。

 麻糸績み後継者志願者が集まり、お互いに切磋琢磨しながら、
 さらにプロとしての技術を高めるための、個別指導を伴う継続的なフォローアップ・サークルです。

 麻糸績みの技術向上のための様々なスキルや知識の伝授。
 その他、各自の進度にあわせた個別指導を含みます。

 

 麻糸産み仲間と楽しく交流できる場です^^

 

 

*「麻糸産み後継者養成講座・全2回」と「アドバンス講座」を修了した方が受講可能です。

 (どちらの開催場所でも大丈夫です)
* 1回分、2時間。

 

*「よりひめ」認定希望者は、アドバンス講座1回および麻糸産みサークルを

  5回以上(あくまでも目安のため、個人差があります)受講し、認定を受けると

 「よりひめ」として産業用の糸生産のお仕事の登録をすることが可能です。