こんにちは!Kyokoです。
先日の文化の日、
上野の東京国立博物館で開催中の
御即位記念特別展 「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」
に行ってきました!
夫と娘は動物園。
お一人様の時間は貴重です〜。
第1章 聖武天皇と光明皇后ゆかりの宝物
第2章 華麗なる染織美術
第3章 名香の世界
第4章 正倉院の琵琶
第5章 工芸美の共演
第6章 宝物をまもる
6章にわたって分かりやすく展示されており、
個人的に興味深かったのは、次のとおりです。
・平螺鈿背八角鏡
・墨画仏像
・螺鈿紫檀五絃琵琶
この中の、墨画仏像(奈良時代8世紀)は麻布に関係するため、
感想をシェアしたいと思います。
正倉院の染織品は、法隆寺献納宝物の作品とともに、
世界最古の伝世品とのことでした。
伝世品とは、出土ではなく、人から人へ受け継がれたもののことです。
墨画仏像は、麻布菩薩とも紹介されてあり、
まさに、麻布に乗雲の菩薩を墨で描いたものです。
(画像はポストカードです)
ミュージアムショップに図録のサンプルがあり、確認したところ、
「近年の調査で、麻布は、大麻であると分かっている」とありました。
ガラス越しに、凝視しましたが、とても細い糸でしたね。
そして、「奈良時代らしい大らかな表現」と作品紹介にありましたが、
個人的にも描かれた菩薩様の表情に、ゆったりとした穏やかさを感じました。
他にも絹の織物など展示されていたのですが、
芯に麻布や紙が使われてある作品もありました。
やはり麻は繊維として強いので、布の用途によっては、
芯に使用されるのは納得です。
「正倉院はシルクロードの終着点」と呼ばれており、
東西交流の有り様を、時空越えて体感することができました。
また、貴重な文化財を未来に受け継いでいくために、
今もなお、保存・修理・模造に取りまれていることに感銘を受け、
私も今できることをコツコツ地道に続けていこうと、力が湧きました^^
正味2時間の、充実した時間をありがとう〜♪
今後の特別展にも興味があるので、
また上京した時は、上野に立ち寄りたいと思います。
東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
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