岩手の麻との出会い

9年ぶりに、転勤で2年間住んでいた岩手県へ。
自然がいっぱいで、素朴で純粋なこの土地、私は大好きです。

麻センサーがピピッ!

岩手の麻について調べてみると、雫石にて伝統文化を守るために、
麻の栽培から染めまでされている方々の存在を知りました。
織りの体験は予約制のため、今回は出来ませんでしたが、
作品が置いてあるお店を電話で教えていただき、手にとってみました。
染めは、木や植物などを使った、草木染めでした。

「しずくいし麻の会」 商品添付資料より抜粋

雫石町選定保存技術指定
亀甲織(きっこうおり)〜雫石の生活文化の伝承【商標登録】
麻の栽培から織りまで、昔ながらの手法で作られている亀甲織。
たて糸をよこ糸にからませながら六角形の鮮やかな亀甲模様を浮かび上がらせる。
大正時代までは広く織られていましたが、後継者もなく幻の織物となっていたものが、
約50年ぶりに 故 加藤ミツエさんにより復元されました。
もともとは南部藩の献上品とされ武士が愛用していたと言う雫石独特の織物です。
庶民は夏の野良着の下に汗をはじくために身につけていました。
「汗はじき」とかつて雫石の人々は亀甲織をこう呼んでいたと言います。
悠久の時の中で途絶えそうになりながらも、記憶の糸をたぐり合わせて復元した、幻の織物、亀甲織。
ひと織り、ひと織り、ぬくもりの心が伝わる伝統ある織物と言われています。

亀甲織の紹介スペースに展示されていた、へそ巻き。
績みあとも見ることができました。

雫石では、女性の方々が主体となって活動されているようで、
自然豊かで素朴な土地柄と、そこに暮らす人々のあたたかさが伝わってくるような亀甲織です。
大切に見守って、次世代に繋がっていくといいな、と思います。

*参照
「いての匠を応援していくプロジェクト」HPより
http://takumi.leadkonan.jp/work/page2.html

「いわての織物・染物」HPより
http://www.bunka.pref.iwate.jp/seikatsu/orisome/data/kougei_025.html

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