浴衣に合わせる・大麻半幅帯(1)麻打ち

こんにちは!
手績み大麻糸専門・染織研究家
Kyokoです。

冬は、山々が美しい季節なので癒されます。
春分に向けて、環境を整えたり準備をしたり・・・
子どもからのリクエストで、お守りのお人形を作ったり・・・
如月は、暮らしの中の手仕事を楽しんでします。

さて、個人活動では新たなプロジェクトがスタート!
浴衣に合わせる、手績み手織りの半幅帯を作成します。

大麻ストールは春までに仕上がりそうですが、
こちらの半幅帯は、約1年計画です。

昨年、令和元年度産(栃木)の精麻を取り寄せましたが、
厚みがあり茶色のカスが多い印象でした。
麻も農産物なので、仕入れの束によって
質に違いがでることもありますね。

帯用400g中、200gの精麻を「麻打ち」という工程で、
繊維を柔らかくしました。

精麻は研ぎ澄ましてありますので、
「麻打ち」の工程で繊維をばらばらにして、
糸作りに適した状態にします。

麻打ちを学んだ最初の頃は、上手くいかない時もあり、
「今日は麻打ちやるぞー!」って気負いもありましたが、
今では家事の合間に行えるほど慣れてきました。

毎回、打った麻を裂いて、績んでみてどうだったのか、
ということを検証しています。

完成した半幅帯は、有松絞りの浴衣に合わせる予定です。
数十年ぶりに、新調しました。

自宅に市販の麻帯がありますが、どうも蒸れて苦しい・・・。
継承する会のプロジェクトで共同制作した帯は、
とても心地よかったです。
暮らしの中で気軽に纏うのなら、大麻の半幅帯はよさそうです。
こちらのプロセスも、シェアしていきますね。
お楽しみに〜♪

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<お知らせ1>
昨年に続き、今年も「麻打ち」の技術を学べる
「麻糸産み後継者養成講座(上級)」を開催予定です。
日程が決定しましたら、ご案内しますね。

<お知らせ2>
手績み手織りの半幅帯がレンタルできます。
ご興味のある方は、ぜひお試しくださいね。
詳細はこちらです。
あなたと育てる百年帯プロジェクト

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