岩手講座(3)大麻布に涙する時

こんにちは!
手績み大麻糸専門・染織研究家
Kyokoです。

春の岩手出張は、ゆるりと長距離移動だったので、前泊しました。
数年ぶりに、三浦さんご夫婦にお会いすることができました。

2016年1月、岩手やまんばプロジェクトさんと共催で、
初めて「麻糸産み後継者養成講座」を開催した時から、
大変お世話になっている方です。

岩手は、かつて上質な麻(=大麻繊維)が生産されていて、
今でもその当時の麻が出てきます。
三浦静子さんは、その古い麻を績み、
織って布にし、仕立てられています。

私は、麻糸産み後継者養成講座を開催してきて、
今春で8年目に入りますが、
受講生さんで、ここまでカタチにされた方を見たことがありません。

突然、涙がこぼれました。
布から出ているエネルギーが、
あまりにも純度が高かったからです。

自分や大切な人を思い、糸を績み織る。
とてもシンプルな人間的な営み、
あたたかさ、優しさがありました。

昔は、逝く時に纏う麻布を、
準備していたという話も聞きます。

娘時代だったら、ちょっと想像できなかったかもしれません。
私も人生折り返し地点となり、
今だから深く響くものがあります。

日本古来の麻、そこには「心」があります

持ち寄りのご馳走を囲んで。

❤︎三浦静子さん(食やアートなど多才なご夫婦)
❤︎西島富士子さん(岩手やまんばプロジェクト代表)
❤︎佐藤弓さん(麻と人を繋ぐ、佐惣珈琲豆店のオーナー夫人)

いつも大変お世話になっている皆様。
素敵な満月の夜を、ありがとうございました!

「岩手講座(4)岩手やまんばプロジェクトさん紹介」に続く

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岩手講座(1)17期生につながる、地道な活動
岩手講座(2)新しい発想も楽しみながら
岩手講座(3)大麻布に涙する時
岩手講座(4)岩手やまんばプロジェクトさん紹介

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