face to face〜麻糸産み講座 in 一関市

こんにちは! Kyokoです。

私の暮らす山梨は、今日は雪が降りました。
雪道を運転したことがないので、ドキドキしていたのですが、子供は大喜び♪
車の周りの雪かきをしてると、近所の人とも交流があったりして面白かったです。

さて~
新年早々、岩手県一関市にて、
麻糸産み後継者養成講座(基礎)を開催いたしました。
共催の『岩手やまんばプロジェクト』代表の西島さんには、
いろいろとお世話になりました。

また、今回会場となった、てんぽろ山荘さん。
古民家なので、部屋を暖めて下さったり、
テーブルを手作りして準備されたり、お心遣いに感謝です。

私は約10年前くらいに、岩手県盛岡市に住んだことがあり、
少し馴染みのあるエリアです。
夏が短く冬が長いので、春の桜は力強くて美しく、
夏の祭りは情熱そのもの、パワフルです!
地域の人々も、穏やかさの中に、芯の強さがあるような・・・
個人的にそのような印象を持っています。

初開催にも関わらず、2日間、たくさん集まって下さいました。
糸産みに興味を持って下さり、嬉しかったです。

染織のプロの方や、ミュージカル、珈琲屋さん、フリースクール主宰、
農家さん、神社の方・・・
様々な活動をされており、あれこれと話で盛り上がり(笑)
手作りの温かいお椀ものなどをいただき、美味しく、
気持ちまでほっかほかになりました^^

私が基礎講座で大切にしていることは、
日本古来の大麻の「技」と「心」の両方をお伝えすることです。

日本には様々な植物や素材があって、どれも素晴らしいのですが、
その中でも日本古来の大麻繊維は、
「神事と日常の暮らしの両方に使われてきた」という大きな特徴があります。
なので、「技」の部分だけですと、本質につながることは難しいかもしれません。

特に東北エリアは、その寒さゆえ、女性たちが手わざを駆使し、
生きるための「布」を大切にしてきました。
その足元にある宝、叡智を、次世代に繋いでいただけたら、と願っています。

東京都世田谷区にある、東京農業大学「食と農」の博物館にて、
『女わざと自然とのかかわり~農を支えた東北の布たち~』が展示中です。
(受講生さんの中に、こちらの展示に参加されている方がいらっしゃいました)

アミューズミュージアムの『ぼろ布展』もそうでしたが、布が生きているのです。
またもや、うるうるしてしまいました。
展示は、3月13日(日)までなので、ぜひ、お時間のある方はお出かけ下さいませ。

糸績みはとても地道なもので、
「続ける」ということが一番難しくもあり、大切です。
それぞれの土地、ご家庭で、糸績みの芽を少しずつ、一歩ずつ、
育んでいただけたら嬉しいです。

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