麻糸village
こんにちは! Kyokoです。
今年の初仕事は、ベンガラ染めでの椅子の修復でした。 いつもお世話になっている、自由が丘アンジェリさんから依頼があり、 年末に型を作ったり準備をしておりました。
講座などで長年使用している、座面の取り外しが出来ない椅子。 このような生成りの生地は、どうしても汚れが目立つので、 ベンガラで染めると蘇ります。
まずは、マスキングテープで周りの木の部分を保護します。
少し水を足し、ほぼ原液に近い状態で、直接刷毛で染めました。 布を染める時と違って、色の調節が必要に。
アンジェリさんのカラーはオレンジ〜黄色。 鉄朱(オレンジ)をそのまま塗ると、赤っぽくなるので、 黄金(イエロー)を塗ってから、鉄朱を重ね塗りするとオレンジに! 面白い発見でした。
娘も手伝ってくれて、助かった〜
麻の葉文様と、フラワーオブライフの型は、帰省中の実家で作りました。 子どもの頃、彫刻刀で工作とか大好きだったので、かなり楽しい作業でした(笑)
座面は、中のスポンジにどんどん吸収されてしまい、いつもと勝手が違います。 イメージの濃さにするためと、中にしみ込んだ汚れが浮き上がってきたりで、重ね塗りが必要でした。 今回はいろんな発見と学びがあり、このような機会をいただいて感謝です。
予定より時間がかかってしまい、全部の型染めが出来なかったので、 続きはまた伺った時に染めたいと思います。
ちょっとだけベンガラ職人になった気分で(笑) 娘も「素晴らしい一日だった!アンジェリさんと椅子に座るお客さんが喜んでくれるかな」と言っていました。 子どもにとってもよい体験になったようです。