麻の手ひき、技術の習得へ

こんにちは! Kyokoです。

夏越の祓えも過ぎ、7月ですね。
今年も後半スタート、早いわ〜。

先月の6月13日、3年ぶりに那須の大麻博物館へ行ってきました!
目的は「麻の手ひき」の技術を学ぶこと。
栃木では収穫後、あらゆる工程を経て、発酵させた大麻の茎を剥ぎ取った後、
「麻ひき」という流れになります。

「麻ひき」とは、麻はぎした繊維から表皮を取り除く作業のことですね。
今回は、昔ながらの「手ひき」で行いました。

手ひきの技の伝承が途絶えているのも、道具が途絶えていたため。
大麻博物館さんで再現した、新品の麻ひき台を使用させていただきました。
手ひきの工程は、毎日、木のまな板で料理をしているからでしょうか・・・
リズムや、木にあてて削る感覚など、楽しい!

これからアタマの部分を手ひきするところです。
糸績みの時に大切な「アタマ」は、ここで整えます。

呉服屋さんともお会いできました。
百人帯について、色々とアドバイスをいただきました。

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麻ひきで出た、麻の滓は、栃木では「麻垢(オアカ)」と言います。
(地方によって違いがあるそうです)
麻綿や麻スサなどに使うため、川で綺麗に洗って出荷されていたそうです。

この日に出た麻垢、コーディネーターの奥野さんが
紙にしたり、雑巾にして床を掃除したり、いろいろ試されたそうですよ〜。
捨てるところがないのが、大麻繊維ですね!

滞在時間5時間でしたが、盛りだくさんな1日でした。
ご指導いただいた大麻博物館の館長、松本さん、コーディネーターの奥野さん。
お世話になり、ありがとうございました!

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