麻糸village
こんにちは! 手績み大麻糸専門・染織研究家 Kyokoです。
7月の梅雨明け直後、アトリエシムラさんにて、 葛染めと織りを体験してきました。
志村ふくみさんのインタビュー記事や書籍を読んだことがあり、 京都に訪ねてみたいと思っていましたが、なかなか叶わず・・・。 ひょんなことから、東京にショップ&ギャラリーがあることを知ったのです。
一色を、一生かけて追い求めてきた 志村ふくみさんのエッセンスを感じたく、 とても楽しみにしていました。
さて当日、葛の葉が出迎えてくれました。 葛は土手に自生していたり、食材としての葛粉だったり、 身近な植物ではあります。 自然布の分野では、織物(繊維をとって糸として使用)の イメージが強かったのですが、染めに使うのは初めてでした。
講師の方が、事前に多摩川の土手から採取して用意されていました。 3回染めてみたところ・・・
1回目:染液は茶褐色で、糸は濃い目に染まった 2回目:使用せず 3回目:染液は黄緑の草色で、糸はクリアな色に染まった
まだまだ色が出そうな勢いでしたが、 個人的には、3回目のクリアな色が気に入りました! 絹糸(つむぎ)は、すぐに色が入りますね〜。
銅媒染のあと、水で洗ったときの冷たさが とても気持ちよかったです^^
小型の可愛らしい織り機で、織り始めます。 私はまだ初心者なので、基本的なことを教わりました。 これまで高機、地機と学んでおりますが、 講師の方や機の種類によって、教わる内容も違い面白いな〜と。
他のワークショップで植物の恵みをいただいた絹糸たち。 こんなに美しく、色鮮やかなのは、絹ならではですね〜。
好きな色を使って織ることも可能でしたが、 私は今の瞬間を表現したかったので、 染めたばかりの葛色をメインに織りました。 夏のシャーベットのような、爽やかな感じに♪
参加者の皆さん、とっても素敵に織られていました^^
あれから2ヶ月経ち、染めて織った裂が送られてきました。 太陽が眩しく、水がキラキラと光って 色の世界に心が弾んだ時が蘇るようでした。
染織の世界は、本当に楽しいです。 大麻布の糸づくりにも、この経験を活かしていきたいと思います♪
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